内なる声を“聞こえる化”する

私たちはこれまでに、たくさんの会社のユーザーリサーチやサービスデザインをお手伝いしてきました。

なかでも、新サービスの立ち上げや既存事業の大きな戦略転換など、ゼロイチの価値を生み出す仕事に多く携わっており、そのたびに、どんな人がどんなモチベーションでその人なりの目的を達成しようとしているのか、ユーザーに向きあい、理解することからはじめていました。

解決されていない課題や隠れたニーズを見つけようと、ユーザーインタビュー、行動観察、アンケート調査など、さまざまな方法を組み合わせて、開発チームと一緒に調査をすすめ、調査結果を共有してきました。

役に立つ洞察を導きだしては喜ばれるいっぽうで、苦労しながら集めた顧客の声が、膨大な情報のなかに埋もれていって、探そうにもみつけられない、なんなら存在すら忘れ去られてしまうという現場をなんどもみてきました。

顧客の声はいちど聞いたら終わりではありません。過去のリサーチ結果は、現在や未来の製品開発・サービス開発に活かすことができるものなのです。実際に、私たちは過去のリサーチ結果になんども助けられてきました。

それは人や製品とおなじように、組織の資産として大切にしていくべきものです。身体のしくみのように、あたらしく取りいれては、必要になったときにいつでも使えるように準備しておく、ということでもあります。

顧客の内なる声を聞きつづけることが当たりまえになり、それが製品開発やサービス開発をドライブするような存在になってほしい。

そんな想いで、私たちはHearable株式会社を設立しました。 Hearableを通じて、顧客の声の“聞こえる化”に貢献していきます。